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●トップフィールドHRSランサー N1耐久参戦記
 KAZ@HRSスパーク! 怒濤のスクランブル発進編

祝 トップフィールドHRSランサー 総合優勝


レース当日。天候は快晴、絶好のレース日和となりました。
宿泊先のモナークより筑波サーキットへ移動。
走行に向けての最終調整を進めます。

ローダーから降ろされた34号車。アライメント
などの最終点検を済まし、準備は万端
34号車のコクピット。必要最低限のメーターが
見やすい位置に配置されている。


車検中の34号車。 特に問題となる点もなく、車検通過


チームメンバーはタイムスケジュールに従い、てきぱきと作業を進めていきます。
車検でも問題となる点はなく無事通過。パドックへ34号車をパドックへ移動し、一同ほっと一息。
「ちゃんと走りきれるといいねぇ」などとのんびりムードでした。

ところがふとピットロードをみると他のチーム車がずらっと並んでまさにスタート目前。
改めてスケジュールを見直すと、「やばい、予選始まってるっ、はやく準備しなきゃ」
急にあわただしく動き出す、HRSスタッフ。「おい、ガソリンまだ入れてないよ」
あわててガソリンスタンドに向かう鍋島選手&34号車。

期せずしてタイトル通りのスクランブル発進を果たした34号車。
無事走り出しほっとしたのもつかの間、今度はいくらたっても戻ってこない。

「34号車がダンロップ下でとまってるっ」、誰かが叫ぶ。
急いで見に行くと確かに車の姿が・・・・。いったい、どうしたんだろう。
またも嘆願書か、いろいろな事が頭をよぎる。

そうこうしているうちに、34号車はコースに復帰。
エンジンもきれいに吹けているし、快調に周回を重ねている。
どうやら大したことはないらしい。予選が終わってみると4番手の好ポジション。
一同、大喜びで34号車を迎えにいく。窓から手を挙げて応える鍋島選手。

しかし車に近づいてみると、フロントガラスは全面にヒビが入り
ボンネットはべこべこ。鍋島さんが手をふっていると思ったのは
ガラスが割れたと手振りで知らせていたのだった。

話を聞くと、コースインしてすぐボンネットが開いてしまいパニック。
車を止め、べこべこになったボンネットをなんとか無理矢理閉めて、走ったとのこと。
どうやら車検の時にボンピンを閉め忘れたようだ。

呆然とする一同。その場にいたV2champ 小野寺さんから
自動車ガラス屋さんを紹介して頂く(大感謝)
早速、連絡を入れるが休みなのか誰も出ない。

このままでは決勝は走れない。リタイヤの文字が浮かぶ。
「あきらめるな、とりあえずクリアテープを貼って修理だ」
田村メカニック、TAKIさんが応急修理をしていく。

祈るような気持ちで、技術委員長の再チェックを受ける。
結果はもう少しテーピングをしっかりするようにとの指摘で
決勝の走行はOKとなる。

ひびが入ってしまったフロントガラス ボンネットもベコベコ


気を取り直して、決勝に向けて準備再開。

決勝は120周の周回を競う。
34号車はクイックチャージャを用意。
給油時間の短縮を図る。
ピットインや給油タイミングを再確認中
のKAZ&ラスカル。計算して燃料はぎりぎり。
極限まで軽くして勝ちにいく。


スターティンググリッドに並ぶ34号車 普段はひょうきんな鍋島さんだが
コックピットでは別人、カッコイイ

いよいよ、決勝スタート。
グリーンのシグナルと同時に絶妙のスタートで2台をかわし、2番手にポジションアップ。
順調に周回を重ねるものの、トップのエンドレスGMSランサーエボ5はちょっと別格。
速さが段違いであっという間に離される。

2番手ポジションで快調に走る34号車 練習の甲斐あって、ピットサインもスムーズ


順調に周回を重ね、予定通りTAKIさんにスイッチ
ドライバー交代もスムーズだった
車をいたわりながら丁寧に走るTAKIさん。
TAKIさんの温存走法が勝利を呼ぶことになる

交代早々、ポスト員の中途半端な指示に惑わされピットストップ、順位を落とすが
大事に大事に細心の注意で車をいたわりながら丁寧に走るTAKIさん。
しかも少しずつポジションもあがっていく。
他チームもドライバー交代や給油をこなして、順位はめまぐるしく動く。

途中で、トップを快走していたGMSランサーがペースダウン。
どうやらミッショントラブルらしい。結局、1コーナー付近で止まってしまい
そのままリタイヤとなる。

その後も34号車はたんたんと周回をこなしていく。
あと10数周でドライバー交代&給油という状況で、インプレッサが炎上。
ペースカーが入る。

ここで急遽作戦変更。ペースカーの入っているうちに2度目のピットインを
済ませてしまうことにする。あわただしくなるピット内。
給油担当は USUIパトロール隊長&KAZ。2人とも緊張の面もちである

34号車がピットイン。
練習の成果か作業は非常にスムーズ。
走り終えたTAKIさんと無事ピット作業を終え
ほっと一息の一同。


給油とドライバー交代を終えた34号車は、車をいたわるドライビングながら攻めの走り。
1台1台と順位を上げ、2番手に浮上。トップを走る42号車はもう1回のドライバー交代を
残している。このままならいける、優勝だ。でも勝負は終わってみるまでわからない。
みんな黙っているが同じ気持ちだっただろう。

42号車がピットイン。我らが34号車はトップへ。
あとは早くレースが終わってくれ、そう祈りつつチェッカーを待つ。
ゴールの瞬間、わき上がるピット。やった、優勝だ、歓声があがる。

電光掲示板に輝く34のナンバー みんなで記念撮影。
勝利のシャンパンはうまかった!



みんなで記念撮影


そんなわけでトップフィールドHRSランサーのN1耐久プロジェクトは最高の形で幕を閉じました。

はじめてのレース参加で総合優勝。出来過ぎと言われるかもしれませんが、HRSの技術力・
ランエボに対するひたむきさ・多くの協力者に恵まれた総合力など、HRSの実力の一端が証明
できたのではないでしょうか。

右も左もわからないところからスタートして、HRSスタッフは精一杯頑張りました。
作戦会議を何度も重ね、セットアップを繰り返し、朝方まで作業することもしばしば。
ガレージに遊びに来たUSUIさんをいきなり拉致して、日光サーキットへも遠征しました。

ルブローレンさんにはオイル関係のスポンサードを頂きました。
トップグレードのオイルは耐久レースの過酷な走行でも
へこたれず、抜群の性能を発揮しました。

パワーエンタープライズさんにはRR900PADを提供頂き
名ドライバー鍋島さんをして、ブレーキ勝負で負ける気がしないと
言わしめるほど、強力なストッピングパワーを手にしました。

CyberEVOの滝沢さんにはECUのセットアップをお願いし、エボ4とは
思えないほど格段に速い車を仕上げて頂きました。

そして今回は残念ながら一緒に闘うことはできませんでしたが
これまで34号車を走らせてきた横須賀三菱モータースポーツクラブの
皆さんの長い積み重ねがあったからこそ、今回の結果に結びついたと思います。

大変だったけど、非常に楽しく貴重な経験をさせて頂きました。
このプロジェクトはひとまずこれで終了です。

有形無形、いろいろな形で多くの人々にご協力を頂きました。
この場を借りて応援頂いた全ての方に御礼申し上げます。
また、チャンスがあったらHRSは挑戦してみたいと思ってます。
そのときは是非、応援をよろしくお願いします。 

Garage HRS 代表 平山 義弘

※おまけ2
連日のハードな作業で
いってしまっているUSUIさん
ホントお疲れさまでした


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