今回入庫されたお車は、ポルシェ カイエンです。

ATFのストレーナー、フルード交換とギヤオイル交換のご用命です。

最初は、お車を見てみてATFフルード交換が機械の接続が難しいとお伝えしたところ、お客様からATF圧送交換をしてくれる所が他にないという話でした。

ATFは無交換でもよいと考えるお店も多く、全量圧送交換はリスクがある為やらないというお店もあり、確かに圧送交換をするお店は少ないかもしれません。

そこで、工夫してなんとか機械を接続しました。

左の窓が抜いたATFです。

本来、赤いプロペラが中に見えるのですが、真っ黒で何も見えません。

中古車を購入されたそうですが、恐らく前のオーナーさんはATFを一度も交換していないのだと思われます。

ちなみに新品はキレイな赤色をしています。

続いて、ストレーナーを交換します。

フィルターの役割をしているため、全量交換の際に一緒に交換することをオススメしています。

オイルパンは洗浄台でキレイにします。

磁石が5つ付いているのが見えますが、周りにびっしりと鉄粉がついています。

あまりにひどいと鉄粉を吸着しなくなり、それがトランスミッションの中に回って結果的に故障を引き起こすことになります。

ATFを適量入れて、最後にマグネファインを取り付けてATの作業は終了です。

ATFを交換すると、分かりやすいところで言えば変速ショックが減り、場合によっては変速したことに気付かないくらい滑らかになることもあります。

また、動力伝達の効率も回復し、燃費の改善にもつながります。

長くお車に乗られる方や、中古で購入されて整備記録が不明な方は是非オススメします。

ATFを交換している間に、フロントデフ、センターデフ、リアデフのオイル交換を行います。

画像のペール缶から伸びているホースがデフオイルを入れています。

整備記録が不明な中古車をご購入の場合、一度全てリフレッシュすると安心です。