519ブルーバード

WRCと言えば、今どきの人なら、GRヤリスのトヨタと言うでしょうし、一世代前なら、インプレッサのスバルや、ランエボの三菱の印象が強いでしょう。

昭和世代の僕にとって、ラリーの日産!って時代があったわけで、「栄光の5000キロ」って言っても、今どきの人にはピンとこないでしょうが、かつての日産自動車が 510のブルーバードでサファリラリーに優勝した時のエピソードを映画化した作品です。

まだ子供だった自分が、父親に連れられ映画館で見たブルーバードの活躍、悪路でスタックした時に恋人からもらったセーターをタイヤの下にひいて脱出し優勝するストーリーに、大切なセーターを犠牲にするのかと子供心に驚いたのと、日産スゲーッ!!って思ったのが強烈な記憶として残ってます。

日産はバイオレットやフェアレディZなどでラリーに挑戦し続けて優秀な成績を残しました。

日産バイオレット フェアレディZ

その後も、シルビア240RSやパルサーGTI-Rなどの高性能マシンを生みだしたものの、WRCなどトップカテゴリーの成績は振るわず、日産のワークス活動は終了を迎えたのでした。
パルサーGTI-R シルビア240RS

成績は振るわずと言っても、ラリーの日産!の肩書は伊達ではなく、下位カテゴリーや国内競技では好成績をおさめましたし、日産がWRCにチャレンジし続けたのは、当時のクルマ好きにとって、胸が熱くなる体験でした。
日産MID4
残念なことに日産はWRCの世界から撤退してしまいましたが、もし他社に先駆けて生みだしたハイパワー4WDスポーツの革新的技術を磨き続けていたら、その後のインプレッサやランエボ、現代のGRヤリスとくらべても、まさるとも劣らないスーパーマシンが生み出されていたはず。

いつかまたさすが技術の日産と呼べるクルマで、ラリーの日産!復活の時が来ることを願ってます。