ずいぶんとご無沙汰してしまいました。気づけば前回の更新から数か月……、こなしてきたことがあまりにも多く、時期など時系列の記憶が飛んでしまってます(悲)。HRSはいつも忙しくさせてもらっていますが、ここ1〜2年は”異常事態”と言えるほどの慌ただしさが続いています。
ランエボやWRX STIといった主力車種はもちろん、旧車から輸入車、スイフトやNDロードスター、ファミリーカー、はてはトラックやキャンピングカーまで。こなしてもこなしても次々にご用命をいただき、仕事は減るどころか増える一方です。
朝から晩まで作業とお客様対応、その合間にメール返信…… 必死でこなしているものの、僕自身の処理能力を超えるボリューム。ふと気づけば未処理のメールが1,000件オーバー。お問い合わせや作業のご案内も大幅に遅れてしまい、皆さまには本当にご迷惑をおかけしています。この場を借りて、心よりお詫び申し上げます。
言い訳のようで恐縮ですが、新しいスタッフが入ってもすぐに即戦力とはいかず、無い時間を割いて受け入れ・教育をしながら、数か月先まで予定が埋まっている状況が続いていました。何度も出戻りを繰り返してくれていた”ryuta”こと中島くんも、5度目くらいの復帰から3週間ほどで再びリタイア。穏やかで人懐っこい彼のことは憎めないのですが……ご縁というのは難しいものですね。
それでも、明るい話もあります。4月からは待望の新卒スタッフが合流。そして以前働いていたikaruga(鵤)が復帰し、さらに新人のikko(いっこう)も加わって、これまで自分と萩原チーフメカの2人体制だったところから、一気に5名体制へ。処理能力もぐっと上がってきました。順番に、必ずご対応してまいりますので、いましばらく気長にお付き合いいただけますと幸いです。
さて、ここからは”こんなことがありました””こんなこともできます”を、遅ればせながらダイジェストでご紹介します。
HRSといえば足回りのスペシャリスト
オーリンズDFVダンパーのオーバーホール
まずは足回りから。2000年の創業以来 HRSといえばオーリンズ!名門オーリンズの中でも人気の高い”DFV(デュアル・フロー・バルブ)”ダンパーのオーバーホールです。DFVは、伸び側と縮み側のオイルの流れを最適化する独自バルブによって、しなやかな乗り心地とスポーツ走行での踏ん張りを高い次元で両立させた機構です。
ダンパーはオイルの酸化やガス圧の低下、シール類の劣化によって、距離や年数とともに確実に性能が落ちていきます。HRSでは目安として、ストリートで約3~5万km/3~5年ごと、サーキット走行など過酷な使い方なら約1~3万km/1~3年ごとのオーバーホールをおすすめしています。全国発送でのお預かりにも対応し、ランサーエボリューションの一部車種には作業中の貸し出しサスペンションもご用意。そして告知していませんが、HRS独自のスペシャルセッティング、筑波サーキットなどのタイムアタックで培ってきたノウハウを生かしたHRS仕様の威力は、手前味噌ながら絶品。標準仕様でも十分高性能ですが、さらに上を求めるこだわりのオーナー様はこっそり相談してください。オーバーホールの概要はオーリンズ オーバーホールのサービスページもご覧ください。
KW/STサスペンションの取り付け
続いては、世界最高峰とも称されるKW、そしてその姉妹ブランドSTの車高調。KWの真骨頂は、伸び側と縮み側を”独立して”調整できるバルブ構造にあり、ピストンスピードに応じたきめ細かな減衰設定が可能です。角の取れたしなやかな乗り味と、しっかりしたスポーツ性能を高次元で両立します。
STはそのKWのDNAを受け継ぐブランドで、X/XA/XTA/XTA plus3などを展開。写真はSTの車高調キット、ピロアッパーマウント、そしてキャンバー調整ができるロアブラケットです。 当初、僕には”高価”すぎて手が出ないと敬遠していたクチなのですが、一度その乗り味を体感して以来すっかり惚れ込み、今では自信を持っておすすめしています。詳しくはKW/STサスペンションの記事もどうぞ。
ナイトロン アクティブサスペンション
足回りの締めは英国生まれのハイエンドダンパー・ナイトロン。モータースポーツの世界で鍛えられたブランドで、別体リザーバータンクによる安定した減衰特性と、細やかな調整幅が魅力です。もうバイクオーナーさん達を中心にトップブランドとしての地位を確立されてますよね。そして、僕はロータス エリーゼつながりで詳しいことを知り、ナイトロンの取り扱い始めました。(まだしっかりアナウンスできていませんが)
”足回りだけで車が買えてしまう”——そんな声も聞こえてきそうなプレミアムな一本ですが、その走りは価格に見合うだけの説得力があります。英国生まれ・日本育ちのセッティングで、愛車の脚をワンランク上へ仕立て直します。
いろいろ手掛けてます
CT9Aランサーエボリューションの全塗装+ボルテックスGTウイング
ここからは”いろいろ手掛けてます”編。まずはCT9Aランサーエボリューションの全塗装です。長く乗り込んだボディを一度きれいに仕立て直す全塗装は、下地づくりがすべて。2液ウレタン塗料でていねいに層を重ねて仕上げていきます(塗料の流通状況が社会問題化している昨今でもHRSではちゃんと塗料が入荷します)。この車はHRS常連さんが新車から乗り続けてきた貴重なワンオーナー、走行12万kmほどのグッドコンディション。外装&各部をメンテナンスした後、販売する予定です。
この車両には、ボルテックスのカーボン製GTウイングも装着されてます。見た目のインパクトはもちろん、しっかりダウンフォースを稼ぐ機能パーツです。こちらも経年変化で表面が傷んでいるので、クリア塗装でお化粧直しします。塗装から空力パーツの取り付けまでワンストップで対応できるのが、HRSの強みです。
タービンのオーバーホール
エンジンの”過給”を担うタービンのオーバーホールも、HRSの得意分野です。過給機で最も大切なのは、超低回転から超高回転までブレなくスムーズに回ること。わずかなアンバランスが軸の共振を招き、破損の引き金になります。
HRSでは分解・特殊洗浄・精密計測から、超高回転での精密バランス、クリーンルームでの最終組み立てまで一貫して施工。純正・社外を問わず、HKS・トラスト・ギャレット・IHI・KKK・ボルグワーナーなど幅広いタービンに対応し、”新品以上”の性能を引き出します。詳しくはタービンOHのサービスページへ。
アウディのオートマチックミッション修理
輸入車のオートマチックミッション修理も承っています。写真は正常に変速しなくなってしまったアウディのミッション修理の様子。オイルパンを開け、バルブボディまでしっかり点検。このあとバルブボディを専門ファクトリーでオーバーホールします
変速ショックやジャダー、発進時のもたつきといった症状は、放置すると大きなトラブルにつながりがち。”ディーラーだと載せ替えで高額……”とあきらめてしまう前に、一度ご相談ください。原因を見極めて、必要な部分を的確に手当てします。
ジーバート防錆
防錆専門店を掲げるHRSにとって、ジーバート防錆はまさに看板メニューのひとつ。ジーバートは1957年にアメリカで生まれ、いまや世界30か国・400拠点以上で使われる防錆処理のパイオニアです。塩害の厳しい地域や過酷な使われ方をする車両でも、豊富な実績があります。
強力な防錆能力を持つフォーミュラーシーラントを専用スプレーツールで施工し、下回りやフェンダーはもちろん、パネルの合わせ目やフレーム・サイドシルの”内側”の隠れた部分まで徹底コーティング。実は代表の平山自身、約30年前に愛車へジーバートを施工し、毎年冬はゲレンデ通いで凍結防止剤まみれになっても錆知らずだった——という実体験があるからこそ、自信を持っておすすめできる処理です。詳しくはジーバート防錆の記事もご覧ください。
VWティグアンの点検整備
輸入車の予防整備もお任せください。VWティグアンの点検整備では、エンジンルーム各部をチェックし、スパークプラグや点火系のリフレッシュも実施しました。輸入車は”調子が悪くなってから”ではなく、”悪くなる前”の手当てが結果的にお得です。国産・輸入を問わずワンストップで診られるのが、HRSの安心ポイントです。
千客万来、うれしい悲鳴
睡眠時間を削って、毎日徹夜や半徹。もうへろへろです(深刻)
おかげさまで、ありがたいことに毎日”千客万来”。……正直に言えば、うれしい悲鳴で”もうへろへろ”です(笑)。それでも、いろんなお客様やゲストが顔を出してくださるのが、この仕事のいちばんの醍醐味。疲れも吹き飛びます。
木下隆之選手とジムニーシエラ
レーシングドライバーでモータージャーナリストの木下隆之選手も、HRSに立ち寄ってくださいました。HRSが手掛けたジムニーシエラを前に記念撮影。街乗りからちょっとした林道遊びまで似合う、頼もしい一台に仕上がっています。
アレッシオさん&ターザン山田さん
さらに、”イタリアンスーパーバトル”でおなじみのアレッシオさんや、25年来の友人でもあるレーシングドライバー・ターザン山田さんも来店。旧交を温めつつ、賑やかなひとときを過ごしました。ターザン山田さんとのお付き合いは、HRSが駆け出しのころタッグを組んでサーキットのタイムアタックに挑戦した、あの時代から続くものです。以前の来店記事もどうぞ。
おまけ:トミカ、はじめました
最後はおまけ。実はHRS、”トミカ、はじめました”。ランサーエボリューション ファイナルエディションやスポーツカーセレクション、さらにはトミカのガレージ(ジオラマ)まで、店頭に並べています。整備待ちのお子様連れにも、車好きの大人にも。ご来店の際は、ぜひのぞいてみてください。
最後に
というわけで、遅ればせながらの近況報告でした。あらためて、お問い合わせやご案内が遅れておりますこと、心よりお詫び申し上げます。新体制で少しずつスピードを取り戻しておりますので、いましばらくお時間をいただけますと幸いです。
ご相談・ご予約は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。これからもGarageHRSをよろしくお願いいたします。
GarageHRS 平山









































