KDH206V ハイエース ATF交換

ディーラーさんでは作業を断られてしまった 走行21万km ATF無交換のハイエース 入庫頂きました。試走してみると変速ショックも大きくレスポンスも悪い。停止時にDレンジに入れてブレーキを離してもクリープがおきず明らかに滑ってます。幸いミッションそのものに深刻な不具合はないようので、ATF交換を行うことに。

過走行車対応 プレミアムATF交換

ATFクリーナーで内部洗浄

まずはATFクリーナーでこびりついた汚れを浮き上がらせ内部を洗浄します。ストレーナー交換のため、オイルパンドレンから古いATFを抜き取ります。オイルパンからの自然落下で抜けるのはATFの一部だけ。AT内部には劣化したフルードが大量に残っていますが、これは後ほど専用マシンを接続して圧送式・全量交換で抜き取ります。

劣化したATF

劣化したATFと新油の比較。21万km無交換だったATFは真っ黒、触ってみると粘度は失われてシャバシャバ。これではトルク伝達もうまくいっていない状態です。

オイルパン清掃&ストレーナー交換

新品ストレーナー

新品ストレーナー。

オイルパン清掃

オイルパンも洗浄してピカピカに。異物が混入しないように細心の注意を払って作業を進めます。

ストレーナー新品交換

ストレーナーを交換して、オイルパンを元に戻します。

過走行車も対応!圧送式・全量交換のトルコン太郎方式

ATF 圧送式・全量交換

液体ガスケットが乾くのを待ってATFを補充。専用マシンを接続して、圧送式・全量交換を行います。

ATF交換中

ATF交換中。21万km走行のATFは真っ黒です。

ATF交換中

古いフルードを抜きながら新しいフルードを充填。新油をフラッシングオイルとして圧送し、ミッション内の汚れを洗浄しながら入れ替えていきます。
フルードの流れは一方通行で、金属粉等が混じった古いATFが再循環してAT機構を痛めることはありません。

過走行車でもATF交換可能

インジケーターで汚れをチェックしながら洗浄&交換。今回はトータル18LのATFを使用し、真っ黒だったATFがここまできれいになりました。

マグネファイン デュアルフィルター

ATF交換で怖いのは洗浄能力に優れる新油への交換で、蓄積していた金属粉等のスラッジが再浮遊してAT機構を痛めてしまうこと。ガレージHRSの作業では十分な量のATFを使い、内部の汚れを徹底的に洗い流し除去し、更にマグネファインデュアルフィルター使用。エレメントタイプのフィルターと強力マグネットによるデュアルフィルターにより、 有害な金属粒子を効果的に除去。また金属粉の再浮遊を抑止し、ATFの性能を長い期間維持する高性能ATF添加剤を併用、2重3重の対策を行い、金属粉によるATシステムへのダメージを 未然に防ぎ、 ミッションの寿命を飛躍的に延ばします。

ATF交換作業を終えて

ATF交換作業を終えて試走に。変速ショックやレスポンスの悪さはなくなり、アクセルを踏んだら踏んだだけ素直に車が反応してくれて走りは快適そのもの。入庫時の状態から見違えるようになりました。これなら悪化していた燃費も改善するはず。ATF交換の効果はちょっとでも走らせれば確実に体感できます。納車時、クルマを発進させたオーナー様の顔がパッと明るくなったのが印象的でした。

ひら@HRS

10年と言わず、20年、30年と乗り続けていきたい、そんな大切な愛車の場合、自動車メーカーやディーラーではATF無交換をうたっているからメンテナンスは必要ないと言えるでしょうか?

ぶっちゃけ 自動車メーカーやディーラーが無交換と言っているのは、10万kmを超えて古くなった車で万一ミッションが壊れたら新しい車を買ってねって感じではないかと僕は思ってしまいます。

エンジンオイルやギヤオイルを交換するのが当たり前のように、オートマミッションや ATFの仕組み・役割をふまえると、ATFも定期的に交換したほうがよいとガレージHRSは考えます。

愛車を大切に考えるすべての人に、プレミアムオートマフルード交換(オートマトータルカーケアシステム)を試されてはいかがでしょうか?。

圧送式・全量交換 AT CVT フルード交換

劣化したATFは交換しましょう

オートマトータルカーケアシステム画像

一般的にオートマやCVT車のフルードは無交換と言われてますが、適正なサイクルで交換されるエンジンオイルやマニュアルミッションのギヤオイルにくらべ、過酷な環境 下で長期間での連続使用または無交換で酷使されるATF&CVTFこそ定期的な交換が必要であると言えます。

HRSでは圧送式、全量交換のトルコン太郎方式。ATF無交換・過走行で通常だとATF交換を断られてしまうケースでも作業できますのでHRSまでご相談ください。

神奈川県 U様 ハイエース

ハイエース ATF交換

ハイエース ATF交換 2017年8月

先日はお世話になりました。

とても気分よく運転しています。
先日お店のガレージを出るときは、久しぶりのクリーピングの感触に驚きました。
そうですよね!
実用車のミッションなんてこんなもんだ。といつの間にか諦めていたのですが、本来はこうあるべきですよね。

まずは発進の際、アクセルの踏み込みが圧倒的に少なくて済むようになりました。
特に都心では、発進停止の繰り返しですから、燃費はかなり向上するはずです。
フルタイム4WDなので仕方ないとは思いますが、エアコン付けて都心を走っていると、6キロ台でしたから…..

次に、変速のショックがほとんどわからなくなりました。
息継ぎのような間があったのですが、これもなくなりました。高級車のトランスミッションに交換したかのようです。
かなり伝達効率が向上しているようです。
都筑区北部は坂が多いのですが、登坂の場合も 息継ぎすることなく、ミッションが変速していくので、スムーズに効率よく走っているのが実感できます。

今回交換していただいて、本当に良かったと思いますよ!

燃費については、後日またおしらせします。
いまは年間に25000キロぐらい走るので、燃料代は36.5万円ほどかかっています。
自分の心づもりでは、仮に10%向上すれば、今回のATF交換代は1年半ほどで元を引く計算になります。

どうもありがとうございました。